このたび、機会をいただきまして スクラムフェス金沢2025 に現地で参加させていただきましたー。
まずは、全体の所感を述べさせていただき、その後は、聴講したセッションについて所感を書きます。
全体の所感
金沢サイコーです。
海鮮と金沢カレーがとても美味しかったです。
キーノートでは、個人的に関心のある社会問題について「ごちゃまぜ」という切り口でアプローチされているお話を聞けました。
身体性、精神性をケアするだけで福祉はうまくいかず、社会性を取り入れるとうまくいきだしたという、人間は社会性動物でありそれを目の当たりにあらためて突き付けるような内容でした。
社会性を忘れて分断化された現代において、そのままでいいのだろうかという問いに対して、「ごちゃまぜ」という解を実装したうえで、得られている世界をリアルにお伝えいただけたと感じており、私にできることを考えてやっていこうと思いました。
こんな感銘を受ける機会を得られて、Day1キーノートにして大満足でした。
その場に行けたことに感謝です。ありがとうございました。
そんなサイコーのDay1を向かえた翌日のDay2では、とても多様なお話をお聞きしました。
コロナ禍以降、久しぶりに一日中オンサイトでセッションを聞き通すということをしたのですが、活力を持って見聞し続けることができました。
終わったあとの疲れはあるものの、活力をいただき明日から何をしていこうかと思案するきっかけをいただきました。
総じてサイコーでした。
現場に戻って活かせることと、ライフワークとして生涯のキャリアを考えるきっかけもいただけたと感じており、この受け取った事物を次に繋げていけるよう邁進していく所存です。
それでは、各セッションの所感を以下に書きます。
キーノート - 国土強靭化とは何か? ~能登半島地震・豪雨に学ぶ~
とにかく社会というものを考える内容でした。
福祉という側面から、障害の有無、年齢、性別という垣根を排除し、そこに人として存在する「ごちゃまぜ」な状態を創出することが、福祉として重要だったというお話でした。
その場の創出には、深い思案とトライ&エラーが垣間見えており、経験主義的なアプローチに読み取れました。
また、質疑応答の中で、クリストファー・アレグザンダーの パタン・ランゲージ が取り入れられているという話があり、一層の思案の深さを感じました。
パタンについては、ソフトウェアエンジニアという特性上、接する機会は多く、日常的に業務に取り入れています。しかし本家であるアレグザンダー自身は建築家ということから、アレグザンダーが執筆した書籍そのものへの知見が無かった状況でした。
これを機会に是非、読んでいこうと思いました。早速ポチりました。
軽く触れたところ、それだけでも示唆に富んでいました。そのパタンから想像される世界にわくわくさせられる何かがあると思ったので、これはとても僥倖を得た気分です。
とても感銘を受けた、いい機会となりました。
チーム開発における責任と感謝の話
スクラムデベロッパーとしての立場からスクラムという取り組みを数年経験してこられて、そこで得た知見と、起こった事象について紹介されてました。
スクラムマスターを中心としたチームでの経験があったとのこと。現在はスクラムマスターがいないチームになっており、その差分として感じる部分について、デベロッパーの立場としてチーム内で議論し、トライ&エラーを得ながら自己管理して対応していっているということでした。
こういったメタの視点を持ってデベロップをしていけるのが素晴しいと思いました。
経験主義的に、以前の経験との差分を表明し、それを表出させ、議論や分析や対策をしてこられたのだと思います。
日々を漫然と過ごすままですと、気付きの機会を得られず、気付いたときには現場が変わっており、何かをしようとするとそれ以前の状態になってしまうことがあります。
せっかく得た知見を活かすこともなく、気付きの正誤を自身で検証する機会も得られないまま終わってしまうこともあると思います。
実際にはそうならず、この機会で発表されており、この機会からもフィードバックを得て、現場に適応しながら次に繋いでいくという取り組みに、スクラム味を感じました。
民泊×地域共創:スクラム経営とパタン・ランゲージの実践で編む持続可能なまちづくり
前半は、 sasaki さんの発表を見ていたため、後半のみの参加となりました。
民泊という事業だけではなく、それを通して停滞していく過疎化していく村社会を創成していこうという動きに見えました。
これまた個人的に関心のある社会問題への切り口でして、高齢化と都市化により次第に失われていくまちについて、民泊という事業からつながりを創成していこうという働きかけだと理解しました。
きっとキッカケは別のところにあるのかもしれませんが、考えていくとそうなるよなという場の創出に実際に取り組まれて動かされているお話に感銘を受けました。
体験という暗黙知についての言及。経営にスクラムを取り入れる様子の紹介。取り組みにパタンを取り入れ、創意工夫と正のスパイラルを起こし続けていくというお話で、単純にこれはやっていかねばと思いました。
なにか出来ることを探していく、すべての繋りについて考えさせられる内容でした。
GROWモデルで悩みを構造的に理解しよう! ― スムーズな会話で、よりよい関係性へ ―
去年のスクフェス金沢で、 頼られるのが大好きな 皆さんへ - 支援相手との期待の合わせ方、突き放し方 という内容をお話されたとのことで、今回は続編です。
「頼られたら嬉しくなっちゃってついつい喋りすぎちゃう人」っていうのが刺さりました。
何度も経験があります。
前提として、昨年の発表でご紹介されていた「よく喋る壁」になるというのがあり、そのうえで、相談者の方に返す問いに工夫をしていくあたりで、GROWモデルを使うといいかもということでした。
GROWモデルは、 Goal、Reality、Options、Willの頭文字で、相談者の方に問い掛けるにあたり、理想と現状との差分について発散と収束を促す仕組みかなと理解しました。
実際、こう使うといいよという紹介をされていたあたりで、これはとてもいい壁打ち相手になっていただけそうだと感じましたので、これはもう積極的に使っていきますし、私の相談相手にも使って欲しいと思いました。
OST - セカンドキャリアについて考えてみませんか
他にも4セッションほど聴講させていただき、いろいろと所感を得ました。しかし書き出すとまとまりがなくなってきましたので、最後に手前味噌ですが、私が OST の機会で提起させていただいた1枠について紹介いたします。
ここのところ、社会というものについて考える機会が増えてきました。大きくなってきた子どもたちから感じる家族という関係性についても考えています。また、生成AIの台頭により加速していくITという分野における変化についても思案しています。これらをまとめて考えていくと、セカンドキャリアというものについて考えがいたります。
一般的にセカンドキャリアは、定年退職後や出産・育児後の再就職などを指すとのことですが、ここでは特にそういった前提を置かずに、今とは異なるキャリアについてを考えてみました。
いまのままのキャリアを築くのか、別のキャリアを築くのか、それとも軸足を置いたままのピボットを考えるのか。これからについてどう物事を考えていくかというところを、率直に話す場を持たせていただきました。
思いの他、10名近い方々に同席いただき、各々が現在どうで、過去に何があり、これからの選択肢にどういったものがあるのかという貴重なお話を聞かせていただき、実りある場となりました。
とてもオープンな場となり、垣根がなく、率直な意見交換ができました。同じように悩まれたり考えられたりする方もいれば、異なる意見や新しい考え方を持つ方もいて、とても多くの思索を得られました。
参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
私はたくさんのモノをいただきました。参加いただいた方々に何かをお渡しできておれば幸いです。
まとめ
今回はこのような機会をいただき、スタッフのみなさま、スピーカーのみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。
正直、事前にここまで楽しい機会になるとは想定しておらず、とてもモチベーションの上がる機会となりました。
引き続き現場で何かと貢献しつつ、自身で出来ることを模索しながら、さらに社会への貢献を出来るよう努力していきたいと思います。