熊野古道 中辺路 歩いてきました
何きっかけか忘れましたが… 世界遺産の熊野古道を歩いてみたいなーって思いまして、実際、歩いてきました。
今回は、事前にどうやって計画をたてたかと、歩いてみての次回、改善したいなーってあたりを残しておきます。
実際の工程はこちら。
熊野古道 中辺路を滝尻王子から熊野本宮大社まで!2泊3日! / yoshiyoshifujiiさんの悪四郎山・飯盛山(和歌山県田辺市)・剣ノ山(和歌山県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
準備していったあたりから書いていきます。
宿の予約
熊野古道 中辺路は、よほどの健脚でないと、一日では踏破できません。 一泊二日か、二泊三日か…。どうせなら熊野三山まわりたいよね。そんな何度も来れるところじゃないし…。
ということで、二泊三日で熊野古道 中辺路を行き、一泊してから熊野三山を詣でる、全部で三泊四日の工程を計画しました。
中辺路を二泊で行くには、どのあたりで刻んで泊まるといいか、いろいろと調べました。
主に
こちらのサイトを参考にルートや宿を調べました。
私が行った2021年時点で二泊で行くなら、以下の2択かなーと思います。
- 一日目は高原。二日目は近露。
- 一日目は高原。二日目は継桜。
なお、紀伊田辺から中辺路は続くのですが、滝尻王子スタートにしています。
紀伊田辺から滝尻王子は、舗装路も多く車の交通量も多い道とのことで、滝尻王子スタートが人気?みたいです。
私は、三日目の距離を出来るだけ短くしておきたいなーと考え、二日目に継桜まで行って泊まることにしました。
高原の宿
宿の予約は、基本的に上記サイトから依頼しました。(高原だけRakuten Travelでしたが….)
こちらのサイトからだと、何が便利って、自分の希望の宿を複数登録をしておくと、第一希望から、空いているところを探して予約してくださいます。
自分で一つずつ当たらなくても良いのが、とても助かりました。
私がお世話になりましたのは、 霧の郷たかはら です。
条件が揃えば、雲海が見える宿で、部屋からの景色も最高でした。
ベランダで、ビールをいただきながら、時間がゆっくり過ぎのを楽しめる。
熊野古道を歩かなくて車で宿泊に訪れるのも良いなーと思う、とても落ち着ける良いお宿でした。
継桜の宿
近露のほーが宿が多いのですが、少しでも先に進めておきたかったのもあり、継桜で宿を探しました。
当初、民宿つぎざくらさんにお願いしようと予約をさせていただいたのですが、その日は生憎お休みとのことで、Guest house MUIさんに予約していただきました。(この調整も、上記サイトからの申し込みだと先方にてやっていただけます。とても助かります)
ご夫婦で営まれている、2組限定のお宿でした。
とても温かく迎え入れてくださり、ご一緒させていただいたもう一組のお客様とも、親しくお話をさせていただき、旅の思い出になりました。ありがとうございます。
ソロで旅をしているのもあり、基本的に独り言を言いながら歩いていたのを、宿で色々と会話をさせていただくのは、とても楽しかったです。
奥様によるとても美味しい料理をご提供いただき、翌日にお弁当をお願いすることもできます。
基本的に道中、食べ物を買い足すようなところは、限られており、継桜を過ぎると、結構な距離、食料を調達できる場所はないため、お弁当は必ずお願いしておくと良いと思います。
携行食を持っているのであれば、もちろん、不要ですが、手作りの温かいお弁当をいただくだけで、長距離の疲れを癒してもらえて、とても良かったです。
本宮付近の宿
二泊三日で本宮まで辿り着いた後、一泊してから、熊野三山をお詣りしようということで、どこに一泊しようかなーと検討しました。
湯の峰温泉か、川湯温泉あたりが選択肢になるのですが、湯の峰温泉が距離的にも、日本最古の湯というあたりもあり、湯の峰温泉に泊まることにしました。
こちらも、当初、希望したお宿が満室とのことで、良い感じにご予約をしていただきました。
お世話になったのは、 温泉民宿わだま です。
1組限定のお宿で、1人なのに良いのかなーと思いつつ…。
一軒家の客間に泊まらせていただく感じで、温泉がひかれており、もちろん貸切ということで、存分に温泉を楽しませていただきました。
三日間で40km近く歩いてきたこともあり、疲れた身体を癒すのにとてもとても良かったです。
最後を温泉地にしたのは正解でした。
ご主人の手料理は、食べきれない量を振る舞っていただき、満腹になって、蚊帳を張っていただいた布団で寝るという、なんともサイコーのお宿でした。
なんだかほっこりしました。ありがとうございました。
交通
上述したように宿をセットしたうえで、どのように交通を使わせていただこうか、というあたりを書きます。
JR紀伊田辺駅
ここがスタートになるのですが、新大阪から、 特急くろしお に乗っていくのがオーソドックスな感じかと思います。
私は、車で紀伊田辺駅まで移動し、駐車場に置かせていただきました。
そこから、滝尻まで、バスで移動します。
本数がそんなに無いので、しっかりと時間を調べて行かれることをオススメします。
私は車で移動していたので、きっちりと早めに行動して、バスにも余裕で間に合いました。
熊野本宮大社から湯の峰温泉
二拍目した継桜を出てから熊野本宮まで一気に20kmほど移動するのですが、16時とかにはなるんじゃないかなーと思います。
私は後半、軽く走るぐらい飛ばして16:30ぐらいの到着でした。
本宮からのバスが、これまた本数が少なくて、本宮も17時には閉まるということとかともあり、けっこう、巻きで行かないとキツかったです。
余裕を持って行かれるのであれば、そこは、もう本宮でバスを1時間ぐらい待つ覚悟でも良いですが、その場合、本宮のお詣りは、翌日になると思います。
私も当初、そこは翌日にしようかなーと思っていたのですが、なんとか間に合ったので、さくっとお詣りさせていただき、バスにも間に合い、待ちぼうけることなく行けました。
湯の峰温泉から熊野速玉大社
湯の峰温泉のバス停から、直通のバスが出ています。
停車駅が30ぐらいあるのですが、ほとんど停まることなく、信号もほとんど無いので、そんなに苦痛でなくするーっと移動できました。
私は荷物がけっこー重かったので、JR新宮駅までバスで行って、コインロッカーに荷物をデポして、速玉大社まで駅から歩く感じでお詣りしました。
この日まで結構、歩いてきたので、そこは足の状態によって変わってくると思います。
JR新宮駅から速玉大社までバスも出ておりますし、それなりに本数があったので、バスで行くのも可能です。
速玉大社は、けっこう、街中にあるので、コンビニとかもありますし、観光って感じになりますね。
熊野速玉大社から熊野那智大社
速玉大社と神倉神社をお詣りしたあと、新宮駅に戻り、荷物を拾ったあと、これまたバスで那智大社まで移動しました。
とはいえ、まだ、荷物をデポしたかったので、JR那智駅で一回、バスを降りました。というか、そこで乗り換えになるので、乗り換えの時間を利用して、荷物をデポしました。
ただ、コインロッカーの小銭がなくて、両替したりで慌しくなり、若干、バスの時間過ぎて、ギリ間に合ったという感じでした。
前もって、小銭をご用意いただくことを、オススメします。
那智大社までもバスで移動しました。
那智大社にお詣りしたあと、那智の滝をお詣りに行くと、那智の滝の前にバス停があるので、良い感じに詣って帰れます。
那智大社から那智の滝は降りになるので、先に那智大社にお詣りすると良いのですが、お土産屋さんは、那智大社のほーが多いので、戻るとなるとしんどいし、お土産を買って荷物になるけど持っていくぐらいのほーが良いかなーと思いました。
熊野古道
ざっくりと、宿と交通は以上です。
最後に熊野古道について。
中辺路は、普通に登山道です。
宿周辺は舗装路ですが、それ以外は登山道なので、ハイキング・登山を想定した装備が必要です。
私は普段から登山に利用しているハイカットのブーツで臨みましたが、丁度良いと思いました。
今回、全部で三泊四日ということで、着替えをそれなりに持っていったのですが、これは失敗したなーと思いました。
インナーは着替えを持っていくとして、アウターを四日分持っていったため、60Lのザックが必要になり…
これが、アウターは、そんなに着替える必要もなかったなーと…
実際、初日に着たアウターをほぼ着ていったし…
ただの荷物になったので、着替えについては、次回、もっと軽量にしたいなーと思いました。
あと、クッカー。
まっっったく使いませんでした。
宿で振る舞っていただける料理が足りなかったらどうしよーと、クッカーとアルファ米とか十分に持っていったのですが…
まったくそんなことなく…
十分、満腹になる量をいただくし、アルファ米も3袋ぐらい持っていったのですが、3袋で2kgぐらいになりますね。あれ。
無駄でした…
逆に、携行食としてのオヤツ類は、しっかり持っていって良かったなーと思いました。
こちらは、買い足すところが無い(宿で言うと買えるかもしれませんが、私は聞いてない)雰囲気でしたので、しっかり持っていっておいて良かったなーと。
速玉大社まで、もちろんコンビニありませんので。
まとめ
ざっくりと、思いつくあたりを書きました。
所感としましては、熊野古道、最高なので、機会があればぜひ。
ただ歩くだけでも、山の深さを楽しめますが、人との触れ合いもあり、おいしい食事もいただけ、歴史を体感できます。
ぜひ。