ここ2、3年、行きたくて仕方がなかった福岡に、念願叶って行くことができましたー!! それもこれも、Scala福岡さんのお陰です!! 感無量です!!
福岡の食レポは、別に書かせていただくとして、まずは、本番のScala福岡2017のセッション所感を書かせていただきます。
14:00 - 14:40 Spark+Mahoutによるレコメンドエンジン開発 森正和(株式会社TechJIN)
SparkとMahoutなるレコメンドエンジンを使ってレコメンドシステムを構築されたお話。
Scala + Sparkを書くときに、AWSのEMRを使うとサーバーのスケールを意識せずに書けて良いよとか、Scalaのバージョン下位互換がちょっと辛いとか、Mahoutなるレコメンドエンジンを使っているのは、歴史的背景(取り組みだした当時は、SparkのMLlibが無かったから)といったお話が聞けた。
Sparkは、うちの別のメンバーが使ったりしていたので、私自身、触っていないのですが、機会を見てさわろって思いました。
14:50 - 15:30 Direct Manipulationとプログラミング環境をScalaで書いた話 花田恒一 (株式会社グルーヴノーツ)
Direct Manipulationなる用語を知らなかったのですが、直接的な操作のことで、たとえば、ボールをそのまま触って持ち上げるとか、スマホでいうところのフリックとかスワイプとかピンチイン・アウトとか、そういったののこと。
そのDMをコマンドに判定する処理って、パーサーコンビネーターだよねって入りからの、ScalaでParser Combinator書くときの書き方といった丁寧な解説からのDMをParser Combinatorで書くとしたらー的なお話だった。
Parser Combinatorの実用的なお話で分かりやすく、こういった複雑な条件をはめて意味解釈を変えていくような処理にもParserは使えるんだってことで、コーディングスタイルの幅が広がり、理解が深まりました。
15:40 - 16:20 安全なPlay Frameworkのバージョンアップの仕方 粕谷 大輔(株式会社はてな)
Play2.3 => 2.4の大変だったこと、失敗したことを中心に、2.4 => 2.5で工夫したこと等をご紹介いただいた。
2.3 => 2.4のとき、カナリアリリースをしたが、2.4側のサーバーで生成されたデータが、2.3側で読めなくなってもて、もう戻れない!!的なお話がおもしろかった。 (当事者は笑えなかったと思いますが…)
カナリアリリースで注意しないといけないのは、新環境で生成されたデータに下位互換があるかだよねってあたりは、大事な学びで助かります。
16:30 - 17:10 Scala製機械学習サーバ「Apache PredictionIO」 竹添 直樹(株式会社ビズリーチ)
Apache PredictionIOのご紹介から、ApacheライセンスのOSSのコミッタになりたかったら、Scala製ミドルウェアがオススメですよってお話だった。
PredictionIOのような機械学習を主に扱うサーバって、機械学習の専門家?の方とかが作られているらしく、Scalaのコードが「Scala警察」からすると黙って見過せない書き方になっているとのこと。
なので、Scala警察のみなさんが、Apacheのコミッタになるのであれば、Scala製ミドルウェアがオススメらしい。
varとか使ってるコードをvalに書き変えていくだけで、コミッタ名乗れますよーといったあたりが、やってみよう!!という気になりました。
早速、SparkとかKafkaのコードを見てみたいとforkしました。
17:20 - 18:00 Scalaにまつわる誤解を解く 水島宏太(株式会社ドワンゴ)
Twitter等でいつも拝見しております水島さんのこわくないScalaなお話だった。
「Scalaコミュニティって怖い人が多いんでしょ?」 いいえ…であるはず。
と正確?な表現で回答されておられたり、その他の誤解にも限りなく正確な回答を作られているあたりが、すごいこだわりの強い方なんだと思いました。
質疑でも「チームでベターJavaに書く人と、関数型に書く人が混じっているのは、どうしたら…?」的な質問に対して、「それはそもそもチームがコードを書く前にコーディングスタイルを相談していないことが問題だと思います」と返されており、その通りだ!!と思いました。
書く前に、そのあたり、相談して決めておくべきですね。
18:00 - 懇親会
懇親会では、LTをさせていただきました。
ScalaとServerlessの相性が良いよってあたりを、 Scala関西Summit 2017 のCFPに出したら落ちたのでここで話したい!!ってことでお話させていただきました。
が、45分話したかったのに5分だと消化不良ですから、Scala関西SummitのLTでもお話したいと思います。
まとめ
スタッフのみなさま、スピーカーのみなさま、参加者のみなさま、現地で遊んでくださったみなさま、ありがとうございました。
とにもかくにも、Scala福岡サイコーでした!!
ぜったい、来年も、行きます!!
以上です。